takfjt’s blog

いろいろつらつらと

Archive for 11 月, 2005

スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー 初回限定スペシャル・プライス版
ジュード・ロウ ケリー・コンラン グウィネス・パルトロウ
B0007Y9LAY

セピアの世界に現れる飛行船.
船名はヒンデンブルグIII.
やっぱ中身は水素なんだろうかと気にしつつ,視点は船内に移り,科学者らしき男がパーサーに荷物を託す.そしてその荷物とともに渡されたメッセージには...

やがて起こる連続科学者失踪事件.ある日,その事件を追っている新聞記者ポリーの元に,次の失踪者を知っているというメッセージが届いた.
やがて到着する密会現場.ポリーはそこで一人の男に会う.だが,肝心な話を聞きだそうとしたときに外で轟音が響き始めるのであった.
非道く怯えた男は,謎の男の名を残し,逃げ惑う群集の中に消えていった.

いよいよ轟音も激しさを増し外にでるポリー.そこで彼女はニューヨークを踏みにじる巨大ロボットの軍団を目にする.警察などが必死に対抗するがまったく歯が立たない.そして,通信センターは電波に乗せて救援を要請した.

「応答せよ!応答せよ!スカイキャプテン!!」

ということでスカイキャプテンです.
まあ,一目見れば監督がモノクローム時代のSFを狙っていたのは明らかなんですが,今回はほとんどをCGで作っているわけです.
私もそういうSFは好きなわけですが,でもそれって,CGなんかない時代に糸でつったりフィルムを弄んだりしながら必死になって作った匂いが好きなわけで,CGでそれをやられるとなんだかなーな感じがしてしまいます.
まあ,それでも登場する超強力レーザー銃が楕円を組み合わせた,一目見てわかるレーザー銃だったり,アンジェリーナ・ジョリーのかぶる潜水具が金魚鉢タイプだったり,そういう意味での手抜きは一切ないです.

全体の雰囲気としてはジュブナイルなSF小説という感じです.実は観た後でちゃんと調べるまでそういう原作があると思ってました(”SKY CAPTAIN AND THE WORLD OF TOMOROW”っていうタイトルのダサさとかが特に...).実際は今回が初メガホンになるコンラン監督が4年かけて作った6分の自作映画だったそうな.ちなみにこの人,プログラマらしい...

で,評価なんですが,さっきも言ったように子供向けSFとしては結構いい感じじゃないでしょうか.変に哲学的だったり思想的だったり政治的だったりといったことがないので子供には見せやすい映画の1本だと思います.ジュード・ロウ演じるスカイキャプテンとグウィネス・パルトロウ演じるポリーが元恋人ということでちょっとあれですが,まあ許容範囲でしょう.

そして,レトロな映像やガジェットはそれはそれで見ものですが,ストーリーも懐かしい予定調和におさまっていて,それに関しても懐古的な楽しみができる人でないとなかなか楽しめないんじゃないかなあと思います.人に勧めるにはちょっと躊躇してしまいます.まあ,レンタル半額デーに借りたいものがぜんぜんなかったなら手に取るのもいいかもしれません.
なんとも微妙な作品でした.