takfjt’s blog

いろいろつらつらと

Archive for the 'Book' Category

化物語(上・下)

Author: takfjt
08 17th, 2007

化物語(上) (講談社BOX)
西尾 維新 VOFAN
4062836025

化物語(下) (講談社BOX)
西尾 維新 VOFAN
4062836076

実家に帰ったときのひまつぶし。
勢いで下まで買ってしまったし、面白かったとは思うです。

少々のオカルトやその他の知識と膨大な解りにくいボケと全方位ツッコミの物語。

個人的にはラジオのリスナーはがきがツボでした。
特に戦場ヶ原のが。

エピソードとしては「まよいマイマイ」ですね。

やっぱり西尾維新は肌に合うなあ。
これだけの集中力をもって活字を追ったのは、本当に、
ネコソギ以来でした。

このまま刀語へ突入したいところだけど、
その前にネットワークエンジニアへ資金を投入する予定なのでその後。
でも「こよみヴァンプ」が出ればインタラプトが入るでしょう。



02 4th, 2007

零式
海猫沢 めろん
4150308772

作者,名前変えたとかどこかで聞いた気がするけれど記憶違いか?
……と思ったら舞-HiMEのノベライズを別名義でやってるらしい.

アンシブル通信の記事[1],[2]に騙されて
左巻キ式ラストリゾートに手を出してしまってからしばらくたって,
なんとSFマガジンの掲載を経てハヤカワから出てしまったという.
なんてこったい.

で,中身.
相変わらず女性はドン引きしそうな内容.
主人公2人の境遇は非道いもんで,青春小説とオビに書きながら,
感受性の高い子には結構ダメージのでかそうな描写.

そしてもう一人の主人公といっていい原始駆動(レシプロ).
作中の一般的な乗り物はリニア駆動で,アスファルトの下に整備されたコイルで走る.
そういう世界で爆音を轟かせるレシプロエンジンの物語.

あとがきによると改変歴史もの,というのか.
日本じゃない零戦で大国と戦って原子爆弾で負けた国と,
アメリカじゃない自由の女神がある原子爆弾で勝った国.
そういう舞台.

戦争に負けて,高さ1kmの「壁」に囲われた「国」.
壁に囲われ腐って淀んだ,そのいちばん汚い所にいる少女たちが
原始駆動機(レシプロマシン)で駆け抜けてゆく−−−

おもしろかったです.
結局のところ,やっぱりこれは青春小説なわけで,
そういうものをがーんと受け止めることは,もう,なかなかできないわけですが,
それでもテンションを下げずに疾走感を保ったまま最後まで行くことができました.

この手の終わり方は,やっぱり猫の地球儀に勝るものは無いわけですが,
まあ,こういう終わり方も悪くなかったなあと思います.
「あぁ」って思ったし.

なんか,こういう物語の肩書きとして「リアル・フィクション」なるラベルがあるらしいのですが,
なんだかよくわからんですな.

この分類には,マルドゥック・スクランブルとかサマー/タイム/トラベラーなど,
いつか読まねばと思いつついまだ放置している作品も入っているので
もうちょっと気にしたほうがいいのかも.



11 13th, 2006

零崎軋識の人間ノック
西尾 維新 竹
4061825097

「殺し名」序列第三位≪零崎一賊≫
敵にするのも味方にするのも最も忌み嫌われる殺人鬼の集団
その中でも最も容赦がないと言われている一賊の大将
≪愚神礼賛≫零崎軋識の物語

とある高級マンションと雀の竹取山に渡っての,
零崎一賊と≪策師≫萩原子荻(女子中学生)との最初の戦い.

人間試験でもそうだったけれど,やっぱり人識君の話.
日本から脱走中の「彼」のしわ寄せを喰らい人外魔境にもてもて.

ついでに出夢君も登場.
やっぱり≪人類最強≫に比肩できるのは彼だけ.

タイトルに入っている軋識君だけれど,たぶん,作中トップ3に入るであろう常識人.
ゆえに変人変態に囲まれているとどうしても影が薄い…

ちょっと思ったのが,この巻は殺人鬼の殺人鬼たるところがあんまり出ていなかったような.
柘植慈恩君のような存在がなかったために,全員が普通に素敵だったのが残念と言えるかもしれない.
ビル1つってのはなかなか雰囲気が伝わらない.
まあ,もうここまで読んでいる人間には必要ないということなのかもしれないけれど.

全体としては,本編で不遇だった人気キャラ集合みたいな感じで非常に面白い.

ちなみに双識君は絶対にファンが減ったと思う.

なにはともあれ主人公は軋識君なので,チームの方も.
≪歩く逆鱗≫だったころの玖渚も登場.
チームのメンバーとの関係が垣間見える.

そして最後はやっぱり彼女がでてきてなにもかもを壊しておしまい.

本編であっさり退場していった(させられた)キャラにスポットが当たっていて,
非常に読みごたえのある1冊でした.

そうそう,いちばんのヒットはメイド仮面と接敵した時の軋識双識の会話.